at
お前の書く記事は簡単なものが多すぎるぞ!、との指摘を受けそうですが、めげずに気づきにくいこと(と自分が思っているもの)を今日も挙げてみます。今回は、前置詞:at、です。onが線上をイメージさせるものですが、atは、点とその周囲、を表します。皆さんは、下記例文の(1)と(2)、(3)と(4)の違いは分かりますよね?(というより、こんなことを知らんのは自分だけでしょうが…)。
(1) The hunter shot at the bird.
(2) The hunter shot the bird.
(3) The wild dog bit at the child.
(4) The wild dog bit the child.
(2)と(4)は実際に、打たれ、かまれた、状態をそれぞれ表現しているのに対し、(1)と(3)は狙っているけど、実際にはヒットしてない状態(近傍に接近)を表します。
また、上の例でもイメージされることですが、at、は攻撃的な意味合いが強いこともあります。例えば、
(5) Everybody is talking at him.
(6) Everybody is talking to him.
この場合、当てつける、と、話しかける、と大きく意味がずれます。他にも、周囲をイメージするものとして、
(7) What are you getting at?
これは、ほのめかす、という意味で使われています。
英語というのは、前置詞を自由に操ることができれば、自分が思っていた以上にdescriptiveに表現できるんだなと、気づかされます。
(Ken)