ニューカッスル・ダラム英語勉強会

イングランドのニューカッスル大学およびダラム大学に留学に来ている日本人達による英語学習の一篇。

Toe-curling

この記事のエッセンシャリズム的な視点が少し気になりますが、たくさん拾うべき表現がありました。


Cultural complexity: the etiquette of doing business abroad | Guardian Small Business Network | Guardian Professional

Refusing to down your fair share of the toe-curling concoction, famed for being the tipple of choice of Genghis Khan and his troops, will not only be socially embarrassing, it could cost you the deal you’ve been working for months to broker.

ここで使用されているtoe-curlingですが、こちらはmake one's toes curlという表現を知っているとピンと来るかもしれません。端的にtoe-curlingの意味を申し上げると「とても恥ずかしい/ 感情に訴える何か」という感じの意味です。これは、「つま先」を「曲げる」んですから、なんか感情的ということは予見できるかもしれません。こういったものは訳出が難しく、文脈を捉えないとなかなかしっくりと来ません。

ちなみにmake one's toes curlは、日本語では「人に気まずい思いをさせる」と訳出され(『新英和大辞典』)、定義としては"bring about an extreme reaction of embarrassment or delight in someone"とされています。ここで気になるのは、定義上ではポジティブな意味もあるということです––つまりdelightの部分。日本の辞書には「恥ずかしい」という意味合いしか載っていなかったので、こうやって複数の辞書を横断的に調べることの重要さを再確認させられました。

Yusuke